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痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学

日本社会の「痴漢」意識を読みとく

「痴漢について発言するには困難を伴う。特に男性には。被害にあった話をすればその真偽が疑われる。」

僕は家族や友人に痴漢にあった、と告白されたことはない。けれどだからと言って彼女たちが「痴漢にあっていない」ことにはならない。冒頭の数ページをパラパラと読んで、そのことを考えながら読まなければ、と思った。
フェミマガジン「エトセトラ」を刊行しているエトセトラブックスの最初の単行本です。

第1部 事件としての痴漢
痴漢事件はどのくらい起こっているのか
痴漢事件はどう捜査される
痴漢を取り締まる条例

第2部 痴漢の社会史〜痴漢はどう語られてきたのか
戦後から1960年代まで〜電車内痴漢という被害
1970年代〜悩まされる女性たち
1980年代〜文化と娯楽としての痴漢
1990年代〜痴漢ブームと取締り
2000年以降〜痴漢冤罪問題と依存症

第3部 痴漢冤罪と女性専用車両
痴漢冤罪ばかりが語られる理由
女性専用車両をどう考えるか
三つの章かから成る痴漢研究の書。

牧野雅子
1967年、富山県生まれ。龍谷大学犯罪学研究センター博士研究員。警察官として勤めたのち、 京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(人間・環境学)。 専門は、社会学、ジェンダー研究。 著書に、『刑事司法とジェンダー』(インパクト出版会)、 『生と死のケアを考える』(共著、法蔵館)がある。

著者:牧野雅子 出版社:エトセトラブックス 2019
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2,640円(税込)

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