2020年4月、ロックダウン下のニューヨークから翻訳家柴田元幸の元に超短編が届く。
柴田元幸、超短編、とくればバリー・ユアグローだ。
「正気を保つため」に書かれた十二本の物語。
宙ぶらりんのような状態に陥った人間たちと彼らが作り上げた意味不明のシステム。
右往左往しているのは即興で書き綴った作者か、読者である我々か。
この時代にしか生まれえなかった寓話。
装幀:横山雄(BOOTLEG)
著者:バリー・ユアグロー 発行:ignition gallery 2020 2版3刷 A6判 /中綴じ 43p
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