来日して30年。
中国家庭料理のサロンを開いて24年。
これまで主に中国小麦粉文化の奥深さとそのレシピなどを発表してきたウー・ウェンさん。
この新しい出版社から届けられた本はその真髄に迫るセオリーを公表。
塩のはなし、油のはなし、野菜のはなし、肉のはなし、黒酢のはなし、などをエッセイとレシピを交えて。
中国家庭料理に欠かせない小麦粉、お粥、スープのことも。
すべては素材のおいしさを引き出すために。
ウー・ウェンさんの言葉を少し。
「料理のつくり方だけでなく、背景にある中国の暮らし、文化こそ、みなさんに知ってもらいたい。日本と中国が難しい関係にあるからこそ、わたしはそう思うし、大好きな日本と故郷である中国の架け橋になれれば、こんなに嬉しいことはありません」(あとがきより)
巻頭のカラー写真は長島有里枝
装幀は有山達也
イラストに川原真由美
著者:ウー・ウェン 出版社:タブレ 2020.12 ソフトカバー 244p
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