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三上信夫が残した、もう一つの「昭和史」。 写真集 まなぐ Managu.

”岩手がまだ「日本のチベット」と呼ばれていた昭和20〜30年代。特に、北上山系を中心とする辺境の地で生きた人々の多くは、文字にさえ縁遠い暮らしのなかで、記録に残ることもなく、静かに歴史の中に埋もれていった。
女は名前が書ければよい…といわれた時代にあって、 働く母や子どもたちに寄り添い、 それを写真に記録し、あるいは鉛筆を持たせ、 切なる思いを文集として編み続けた三上信夫(1927-2008)。 135点もの写真から見えてくる、もう一つの「昭和史」。”

小学校の教員だった三上信夫(1927-2008)は主に女性を対象に岩手の山中で暮らしながら働く人々を写真にして記録に残し、彼女たちには「暮らしを書くこと」をすすめてきました。そして1960年からおよそ40年に渡り、彼女たちが書いた詩や文章を文集にして綴じてきました。本書は歴史の表舞台には現れなかった「昭和史」の記録です。
「まなぐ」は岩手の方言で『目』の意。人と自然の本質を射抜く「目」を表しています。

著者:三上信夫 出版社:リヴァープレス社 2010 初版 ソフトカバー 108p
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販売価格
2,420円(税込)

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