またいつか狂うのかもね押し花になっていらない栞の四つ葉
シャワーヘッドを握りしめ白蛇を殺してしまったみたいに泣いた
相槌がうまいですねと褒められてさみしくなって雪を見ていた
この歌集の読み⼼地を例えるなら、
ジェットコースターより銀河鉄道です。ー柴⽥聡⼦
遂に登場、工藤玲音(くどうれいん)の第一歌集です。
エッセイ「わたしを空腹にしないほうがいい」「うたうおばけ」を読み倒していた方はずっと待っていたのではないでしょうか。
16歳の時より書き続けてきた短歌作品から、厳選316首を収録!
装丁は菊地敦己
著者:工藤玲音 出版社:左右社 2021.4 ハードカバー 206p
新刊書籍