「このパンデミックのさなか、今まで以上に物語が必要とされているのではないか」
そんな想いから始まったinch magazine。

特集は2020年の最大のトピックであるBLM運動とそれに呼応するように生まれたアメリカ文学の分水嶺とも言える「フライデー・ブラック」（ナナ・クワメ・アジェイ＝ブレニヤー）。
ゲストに本作を翻訳した押野素子さんを迎え、アメリカ社会の歪みを浮き彫りにしたこの短編集の生まれた背景を探っていきます。また読書集団Riverside Reading Clubによる「フライデー・ブラック」を読み解くためのブックリストも掲載。

ラッパー仙人掌の自叙伝も読めます。

インディペンデントならではのシンプルなデザインと余分な情報を削ぎ落としたソリッドで意志の伝わる文脈が素晴らしい。