現代社会を支配下におく権力、文化権力、政治権力、官僚権力、経済権力の特異な社会的布置。それは、どのようにして構築されたのか? これらの権力、とりわけ、学歴が付与する権威を笠に着る権力。
それは、どのようにして社会的認知を得てきたのか?
社会における権力の力学について研究していたフランスの哲学者・社会学者ピエール・ブルデュー晩年の著作。
膨大な文献資料・統計データを渉猟し、1960-80年代フランスにおける支配階級再生産の社会的基盤を分析し、「権力維持に文化・教育が果たす役割」についての一般理論を展開。
権力正当化の究極的根拠としての近代国家を、国家主義的に単に肯定するのでも、国民国家論的に単に否定するのでもない、ブルデュー国家論の原点。
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序 社会構造と心的構造
第�吃堯(�類選別の学校的形式
第1章 二元論思考と相反命題の調停
諸精神の教科/自在な余裕の高評価/学校的中庸
第2章 正当に評価されないことと象徴的暴力
認知機械/同僚の評価と大学的精神/認可された美徳の空間
補遺1) 全国リセ学力コンクール成績優秀者(1966―1986)の社会的出自の変遷
補遺2) 選別と選別性向
補遺3) 受賞した二点の小論文において目立つテーマ
補遺4) 四人の成績優秀賞受賞者プロフィール
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第1章 一貴族階級の養成
強制と促成栽培/象徴的幽閉/二元的組織
第2章 制度化の儀式
身を捧げる人を聖別する/修行と改宗/
ノブレス・オブリージュ(貴族であることの義務)
第3章 能力の曖昧さ
補遺) 入学準備クラスとグランドゼコールにおける体験関係資料
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第1章 構造の現状分析
モデル/大きな門と小さな門/グランドゼコールの空間――交差配列的構造/
選好の母胎/位置、心構え、思想傾向/職団精神/道を外れた者、道に迷った者
第2章 構造的歴史
構造的変数と不変数/覇権戦争/迂回路と避難所としての学校
補遺1) 褒め言葉
補遺2) 方法
補遺3) 主な統計資料
補遺4) 盲目であること
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第1章 諸権力とその再生産
権力(界)の構造/再生産戦略/同族型再生産様式/学歴型再生産様式/同族的学校経営
第2章 権力の学校と経済権力
国家的経営者と同族経営者/「ブルジョア階級の貴族」/
「エリート」/変化の方向/法服貴族の特権
第3章 権力〈界〉構造の変容
補遺1) 1972年時点の経済権力〈界〉(対応関係の分析)
□サンプル、および採用した指標/□資料/□結果
補遺2) 〈界〉内部における位置と政治的傾向
補遺3) 人脈人間の平凡な一日
補遺4) 選別的親近性、制度に裏打ちされた人脈と情報回路
補遺5) アンブロワーズ・ルーが「リブー爆弾を不発にする」
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国家の魔術/法服貴族と国家の発明/正統化回路の延長
原注
図表一覧
解説1 フランスの教育制度(京免徹雄)
解説2 1960年代の学制改革(立花英裕)
解説3 学生隠語集(立花英裕)
訳者あとがき
著:ピエール・ブルデュー 訳:立花英裕 出版社:藤原書店 2012初版 ハードカバー
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