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new手話を生きる 少数言語が多数派日本語と出会うところで

「じゃ、ある日突然、あたしが聴(聞こえる人)になることはないんだね?」
もういっぺん聞いたら、先生は笑いながら答えてくれた。
「だいじょうぶ、そんなことないから」
安心した。聴になったらどうしようって、ちょっとドキッとした。
あたしはろうのままでいられる。
あたしたちは顔を見あわせ、うなずきあった。みんな聴になるなんてことないんだ。
(二つの世界)

舞台は日本のろう者・ろう児の母語である「日本手話」で授業を行い、手話と日本語の
バイリンガル/バイカルチュラルろう教育を実践する日本初にして唯一の学校、明晴学園。

手話が存在することにより、聞こえない子どもたちは聴こえる子どもたちと同じように学び遊ぶことができる。聞こえないことは障害ではなく、むしろ少数派なのだ。
手話(そして手話を使う人々)への固定観念や先入観を根底から揺さぶる名著です。

「著者はジャーナリストとして前進であるフリースクールの立ち上げから関わり、のちには明晴学園の内側に身をおいて日本手話と日本語、ひろく言語の世界に思いを向けつづけてきた。

ろう教育の歴史、手話という言語が乗り越えてきた、そして今も向き合っている困難、
言語学からみる手話、人工内耳など近年の最新動向……ろう者・ろう児とその親、
教育者、日本手話の話者・通訳者、手話言語学の研究者など多方面へのインタビュー、
欧米の事例や研究成果、国内外の文献、そして何より「手話を生きる」子どもたちの
ことばをとおして、過去から未来へ現在進行形で変わりつつある手話の世界を描く。」

著者:斉藤道雄 出版社:みすず書房 2019 6刷 ハードカバー 272p
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