私たちの時代の豊かさの意味を考える場、そんな思いから刊行されたのが「疾駆」です。
衣食住を中心に人々や地域にスポットを当て、新しい視線の有り様を提案。

これまで疾駆は陸前高田、熊野、東京、伊豆と土地の声を特集してきましたが今回からは「ひと」にスポットを当てるポートレイトシリーズが始まりました。その一回目が今回のヨーガンレールです。
服飾デザイナー、器、家具のデザイン、そして晩年の海洋漂着廃材のリクリエイト。
1970年代の来日してから石垣島での暮らしまでその足跡を丁寧に辿ります。時代や自然への姿勢に感動せざると得ません。

連載：
ここまで、ここ、ここから エド・ツワキ /アーティストの皿 菅木志雄
立日 蓮沼執太 /ブックケース・スタディ 中島佑介 /けわふもの 鈴木俊晴 / 良口雑言 保坂健二朗
横組み用書体をつくってみる 鳥海修 / ワードプレス 萩原俊矢 /モームと L PACK の 10 月
遠くの羽音 村瀬恭子 / Flourish / かげろうのやうに 花代 / 書物の周縁、周縁の書物 古賀稔章

今回も製本デザインが息を呑むほど美しく、竹尾の紙も素晴らしい手触り。