イタリアで客死した叔父の亡骸を捜す青年、予知能力と読心能力を持つ男の生涯、先々代の当主の亡霊に死を予告された男、養女への遺言状を隠したまま落命した老貴婦人の苦悩。
1860年代に数多生まれたミステリーやスリラー小説の源流。
クリスマス時期になると好んで読まれたとされる幽霊小説。
日本ではあまり紹介されてこなかった四篇を収録したアンソロジー。
狂気のマンクトン / ウィルキー・コリンズ(1855)
剥がれたベール / ジョージ・エリオット(1859)
クライトン・アビー / メアリ・エリザベス・ブラッドン(1871)
老貴婦人 / マーガレット・オリファント(1884)
訳:三馬志伸 出版社:作品社 2018初版 ハードカバー 331p
A(帯)