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他者の苦痛へのまなざし

写真は戦争やテロを抑止できるのか。
代表作「写真論」に連なる考察の書。

「撮る」と「撃つ」は同じ「シュート」。
世界中の悲惨な出来事がテレビやパソコンの画面を通して(執筆時まだスマホは普及していない)、毎日無数に目に届く。間接的に映る他者の苦痛は戦争反対の方向へ変化するのか?
ヴァージニア・ウルフの戦争におけるジェンダーの考察、サラエヴォ、ナチの強制収容所、イスラエルとパレスチナ、そして911。
記録と報道、そして写真のもつ価値とは。

原題は"REGARDING THE PAIN OF OTHERS"

著者:スーザン・ソンタグ 訳:北條文緒 出版社:みすず書房 2022 14刷 ハードカバー 155p
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