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マンゴーと手榴弾 -生活史の理論-

人生とは何か

沖縄戦の最中に手渡された手榴弾と、聞き取りの現場で手渡されたマンゴー。
実家を出るときに父から手渡されたクワガタと「結婚差別」に合いながら土産として渡したプリン。

人生の語りに宿る些細で貴重なディテール。
記憶と事実の齟齬と派生する物語。

「人びとの人生のなかに存在する、生きづらさ、しんどさ、孤独、幸せ、悲しさ、喜び、怒り、希望」を聞き取る生活史調査の方法論と理論。個人の人生を通して社会を考え、社会を通して個人を理解する。
様々な語りを例に挙げながら「人間とは何か、を探求して行きます。

私たちは、頼んでもいないのに特定の時代の特定の場所で生まれ、あらかじめ決められた狭い条件のなかで、それでもせめてよりよく生きようと、必死で暮らしている。生活史を聞き取ることで私たちは、私たちの人生のもろもろが、ひとりだけの問題ではなく、社会的な問題であること、あるいはまた、社会的な問題は、それぞれひとりひとりの人生のなかで経験されることに気づく。私たちは、歴史と構造によって、私たちの人生の多くの部分を規定されてしまっている。そういう意味で私たちはひとりきりではない。そして私たちは、そうした歴史と構造のなかで、それぞれひとりきりの人生を送らなければならない。そういう意味で私たちはひとりきりである。――本文より

著者:岸政彦 出版社:勁草書房 2018初版 ソフトカバー/ 352p
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