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岩波少年文庫のあゆみ 1950-2020

要するに児童文学というのは、「どういもならない、これが人間という存在だ」という、人間の存在に対する厳格で批判的な文学とはちがって、「生まれてきてよかったんだ」というものなんです。生きててよかったんだ、生きていいんだ、というふうなことを、子どもたちにエールとして送ろうというのが児童文学が生まれた基本的なきっかけだと思います。
(宮崎駿 p200)

70年間絶えることのなかった、岩波少年文庫という小さなともしび。
編著はmurrenミューレン発行人の若菜晃子さん。22号で岩波文庫を特集したところ、反響を呼び、本書の発行に至りました。
1950年からの豊富な資料、読んで育った関わってきた多くの作家や翻訳者の文章と共に、70年を振り返ります。
創刊から現在までの総目録付

編著:若菜晃子 出版社:岩波書店 2021 ソフトカバー 302p
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