”私が絵を描くのは、世界と自分をつないで生活を送る手段であり、自分自身が前を向いて生きていくための営み、そして居場所である。葛藤しかない中でもここまで続けてこられた事実が小さな自信となって、今のこの世界における自分を支えている。”（あとがきより）

イラストレーター、塩川いづみの初めての本格的な作品集。在学中から近年までに手がけたイラストレーションの仕事やそのラフスケッチ、個展で発表した作品など約200点と、描き下ろしの作品8点（息子）を収録。

ひと、動物の他近年多く見られるようになったクライアントワークでのイラストの数々。
ひと目で緩やかに記憶に刻まれる「線」と「眼差し」。
アートディレクションとデザインは井上庸子、撮影は三部正博。